社内弁理士のチャレンジクレーム

チャレンジクレームとは「実務家の間に通用する俗語で『だめもと』のチャレンジ精神で審査を受ける限定の少ない広いクレーム」をいいます。社内弁理士が「だめもと」で抽象的な理論と実務の架橋を目指します。

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Patent Failure 

2009/2/7のエントリで紹介した「知財制度による効用の増大が本当にあるのか?」という疑問は知財における根本的な疑問である。この疑問は特許法の法目的にそって「特許制度による産業の発達への寄与が本当にあるのか?」と言い換えることもできる。誰もこの疑問に答えず、民主的プロセスの正当性に基づき「なんとなく」知財制度が存続しているともいえる。

ボストン大学ロースクールの学者2人の著書『Patent Failure』はこの疑問に実証的に答えようとするものであり、タイトルの示すとおり「(産業分野によっては)効用は増大していない」との結論を出しているのだろう(後述の公開部分しか実際に読んでないので間違っているかもしれない)。もし将来このような実証研究が進めば政策形成プロセスへの影響は当然に大きいだろう。

本書の一部は以下のサイトに公開されている。
http://www.researchoninnovation.org/dopatentswork/

Patent Failure: How Judges, Bureaucrats, and Lawyers Put Innovators at RiskPatent Failure: How Judges, Bureaucrats, and Lawyers Put Innovators at Risk
James E. Bessen

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[ 2009/02/08 10:13 ] 知財 | TB(0) | CM(0)
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