社内弁理士のチャレンジクレーム

チャレンジクレームとは「実務家の間に通用する俗語で『だめもと』のチャレンジ精神で審査を受ける限定の少ない広いクレーム」をいいます。社内弁理士が「だめもと」で抽象的な理論と実務の架橋を目指します。

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「累積ロイヤリティ」はVizioと船井の特許問題の要因である 

2009/3/6のエントリでVizioと船井の特許問題について紹介した。

VizioはITCで敗訴しており2009年4月までにこの特許問題を解決しなければ製品が差し止められてしまうという。なぜ差止めのリスクを背負いつつ徹底抗戦するのか。背景には2009/3/5のエントリで紹介した「累積ロイヤリティ(Royalty Stacking)」問題があるように思える。

日経BPの記事中でVizioが「19型液晶テレビでは,部材費の15%を知的財産権関連の費用が占めている」と言っている。これに船井のロイヤリティが蓄積されると、差止めを免れたとしても事業が立ち行かなくなるのだろうか。もしそうならば「累積ロイヤリティ」の問題が差止めと同程度に大きなリスクだということだ。

また、この事件は差止め(や「累積ロイヤリティ」)というリスクを回避するためならば、企業は「あらゆる手を打つ」ことの例証ともいえる。既にVizioは船井に対し反トラスト法でも訴訟を起こしている。例えばこの記事

(自分も含め)企業知財の担当者は視野が特許に限定されがちだが、この事件くらいもつれると反トラスト法を含め「あらゆる手を打つ(打たれる)」ことを想定する必要がある。
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[ 2009/03/07 22:51 ] 知的生産 | TB(0) | CM(0)
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