社内弁理士のチャレンジクレーム

チャレンジクレームとは「実務家の間に通用する俗語で『だめもと』のチャレンジ精神で審査を受ける限定の少ない広いクレーム」をいいます。社内弁理士が「だめもと」で抽象的な理論と実務の架橋を目指します。

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パテントプールによる特許の対価請求権化 

2009/2/17のエントリでふれたRAND(Reasonable and Non Discriminatory)はパテントプールにおいてもっとも一般的なライセンスポリシーだと思われる。他のライセンスポリシーとしてはRF(Royalty Free)がある。例えば先のエントリで紹介したEcma(European Computer Manufacturers Association)の宣言には次のようなRFの文言がある。

The Patent Holder is prepared to grant a free license to an unrestricted number of applicants on a worldwide, non-discriminatory basis and under other reasonable terms and conditions to make, use, and sell implementations of the above document.
Negotiations are left to the parties concerned and are performed outside of Ecma International.


RANDとRFいずれのポリシーにしろ標準化のメンバーは「差止めはされない」という安心感を得ることができる。このを2009/2/15のエントリでふれた「知的財産権は所有権か」という問題に照らして考えると、パテントプールが「差止請求権を対価請求権に変換する」といえる(RFの場合は対価すら請求しないが)。言い換えると、特許の財産権的要素(の一部)を奪う機能だ。これがパテントプールの主な機能の一つだろう。

ただし標準化に参加していないアウトサイダーは当然ながら例外である。標準化メンバーはアウトサイダーからは差止めを受けるおそれがある。
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[ 2009/02/19 20:03 ] 知財 | TB(0) | CM(0)
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